学校は行っていないけど

今日は先日撮った卒業アルバム用の長男の写真の

データー(SDカード)を持って中学へ。

担任の先生がデーターをコピー。

「それにしても、よく撮れましたね。私正直半分諦めていたんですよ。

いるかさんがうまくやってくれるんじゃないかって期待もしていたけど。

それに・・・すごくいい顔している。どうやって撮ったんですか?」

「ごまかしてもダメだと思ったから、普通に『卒業アルバムに載せる写真撮ろうよ』

って言ったんです。はじめは嫌だって言ってたんだけど

卒業アルバムにあなたの顔がなかったら母ちゃん淋しいって言ったら

OKしてくれました(^◇^)」

「いるかさん・・・よかったですね!!

本当にすごく成長しているんですね。そうやって人の気持ちを思いやれるように

なったんだ。私もすごく嬉しい・・・」

本当にこの3年間、長男はとても成長したと思う。


6年生になった時から非行少年のごとく、手に負えなくなった彼。

毎日毎日振り回された日々。

でも、それはほんの序章に過ぎなかった。

数々の問題行動、それがいじめに原因があったと発覚。

何度となく暴力を受けていたことに骨折するまで気付かなかった私。

その子たちと引き離すため引っ越し、転校。

しかし、環境を変えたからといって、彼の心の傷がなくなるわけではなかった。

そう、今思えばここからが本当の戦いだった。

同級生からのいじめだけではなく、彼の心の傷はもっと多くの要素を

含んでいた。

長男である彼はただでさえ愛情不足だった。

その上、好奇心旺盛で思い立ったらすぐ行動、落ち着きがない彼は

家でも学校でも怒られたり誤解されたりすることが多かった。

引っ越した時にはもうすでに彼は疲れきっていた。

心はとても荒れていた。

気に入らなければ、私や弟たちに当たりまくる。

思いあまって壁を蹴飛ばしたり、はずみでその足が私にあたったり。

欲しいものがあれば何時間でも買えと迫り

それが車の中だったなら、助手席から私が運転しているハンドルに

手を伸ばしたり、ブレーキに足を延ばしたり、

私のバックの中身を全部ぶちまけたりした。

どの行為も彼の心の叫びだった。

助けなければ。そう思った。

私は彼を救うために戦った。ダメなものは何をしたってダメだと言い張った。

刺し違えてもいいとさえ思った。ああ、誤解のないように言っておくが

長男はそんなに暴力的だったわけではない。

物を投げたり、壁をけったりはあったけど。

殴るけるということはなかったが(はずみでっていうのをのぞいては)ただ激しかった。

感情の爆発。暴言、そしてそのしつこさ・・・。


断固として戦いながら一方で私は思い切り甘えさせた。

それは愛情をしっかりと伝えられていなかった私たち親子の

”やり直し”である。

彼が望めば靴下さえ履かせてやった。

一般的にみて、それがかなりの甘やかしであることは

充分に承知していた。

しかし、私たち親子にとってとても必要なことだったのだ。

幼いときにやり残したこと。

この段階をきちんと踏まないと、何年たっても先へは進めないことを

私は肌で感じたのだ。

誰がどう思ったって構わない。

私の母も、そして旦那さえ理解はしてくれなかったけど

私にはわかったのだ。今一番必要なのは何かということが。


そこからやり直して、今では私の方が彼に甘えるときもあるくらいに

彼は大人になったと思う。

私が餃子でも作ろうとすれば、手伝ってと言わなくても

「ねえ」と呼んだだけで手を洗い、タネをこねる。

私が癌だと発覚したときもストレートに口には出さないけど

たぶん一番気を使ってくれていたと思う。

手術後も、さりげなく荷物を持ってくれたりと優しかった。


きっと中学は卒業式さえ出ないだろう。

高校も行かない可能性が高い。

でも、しっかりと大人の階段を昇っています(*^_^*)




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コメント

ふぃる #-

本当に、頑張ったよね^^
息子クンも、生きてる年数分を確実に成長してるよ^^

>幼いときにやり残したこと。
>この段階をきちんと踏まないと、何年たっても先へは進めないことを
>私は肌で感じたのだ。
そう、母親にだけが直感で感じる何かがあるんだよね^^
うちの実母もよく言ってたよ。
母親は我が子を10ヶ月お腹で育んだだけの事はあって
子どもに対しての直感は確実に当たるから
その直感を大切に感じ、感じた自分を信じろと^^
そして子育てのやり直しが、まだ13歳の早い時期で良かったよ^^
今の世の中、20歳超えて子育てのやり直しを求めてる子も多いと思う。
親が気づいてやらないだけで。

2010年10月22日(金) 20時37分 | URL | 編集

yuyuhaya #iRTvXO9Q

必要な物事は端折ってはいけないんですね。
でも、なかなか気づけないと思います。
「今一番必要なこと」ってきっと一人ひとり違うんでしょうね。
ちゃんとソレに気づいてもらえて長男君は幸せだと思います。
「一番必要なこと」が人と違って少数派の時に、他人の目を気にせずに与えてあげられるか?親としての度量が試されますね。


2010年10月22日(金) 21時27分 | URL | 編集

はなぱな #-

長男君は、素敵な男の子になっているんですね。
さりげない優しさや気遣いができるという事は、
思いやりたいと思う人がいてこそ出来る事ですよね。
適度に甘えあって、支えあって大切な家族の絆が深まっていくんですよね。

やり直しを始めたいるかさん
やっぱり素敵です(^^)

2010年10月22日(金) 23時53分 | URL | 編集

yypapa #-

はじめまして^^

母子家庭の私も子どもの頃は不登校・非行・いじめなど母親には迷惑かけっぱなしでした。
でも大人になって自分自身が親となった今、母親の大変さや愛情が痛いほど分かります。
お子様にもお母様の愛情は絶対伝わってますよね!
お話に共感したのでコメントさせて頂きました。
ありがとうございました。失礼致します☆

2010年10月23日(土) 09時46分 | URL | 編集

海のいるか #-

★ふぃるさん

ホント、母親にしかわからないことってあるんだよね、理屈じゃなくて。
うん、あの時点で気付くことが出来たのは
本当に良かったと思う。
神様がチャンスをくれたのかもしれないって思う。

ありがとう(*^_^*)

2010年10月23日(土) 14時14分 | URL | 編集

海のいるか #-

★yuyuhayaさん

うん、必ず踏まなきゃいけない段階はあるんだと思う。そこに手をぬいちゃうと後で痛い目に・・・(苦笑)

みんなそれぞれ、その時によって必要なものは違うよね。
本の中にも偉い先生の言葉の中にも答えはない。
その子を見つめることでしか見つからない答え。
ちゃんと気付ける位置にいたいよね。
近すぎず、離れすぎず。

2010年10月23日(土) 14時18分 | URL | 編集

海のいるか #-

★はなぱなさん

そこに思いやりたい人がいて・・・そっか、
そういうことなんだよね。
愛情、優しさ、思いやり。これって人から受け取ることができてはじめて与えられるものなんだよね。
思いやりのある子に育てたかったら
親が思いやりをもって接しなきゃね。

やり直しはいつだって出来る。
気付くことができて覚悟さえできたらね。
気付くことが出来て本当に良かったの思います(*^_^*)

2010年10月23日(土) 14時22分 | URL | 編集

海のいるか #-

★yypapa さん

ご訪問&コメント、ありがとうございます(*^_^*)
思春期のころは多かれ少なかれいろいろありますよね。
懐かしく笑って話せる日がくればそれでいいのですよね。

よかったらまた来てくださいね。
私も伺います!(ダイエット、興味あるし!)(*^_^*)

2010年10月23日(土) 14時25分 | URL | 編集


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