歩み

「お母さんは彼がどうなってくれたら嬉しいですか?

学校へ行ってくれることですか?」


「学校へに行ってくれることは望んでいます。だけど

一番大切なのは、彼が精神的に安定し心から安心して暮らしていけるということです。

人生を楽しんで欲しいのです。」


「では、今は学校うんぬんということではなく、どうしたら彼が

安定し、やすらぎを得られるかをまずは考えていこうということですね?」


「はい、そこがスタート地点だと思います」

これは、約2年半前 私がはじめて中学のスクールカウンセラーの先生と

面談した時の会話だ。

彼というのは勿論 長男のことである。

この時は私自身、すでにパニック状態は抜け出しており

不登校というものを受け入れつつあり、ある程度の覚悟は出来ていた。

しかし、このように問われ、それに答えながら

改めて、“一番大切なもの”を意識し、方向性をはっきりと

見出したのだと思う。

しっかりと覚悟が出来(完全不登校ということに)

腹が据わった。

人生で一番大切なことは学校へ行くということではない。

自分の足でしっかりと歩き、そして楽しみながら“生きる”ことだと

私は思う。

学校というのはそのための手段の一つにすぎない。

行った方がプラスではあるが、行けるに越したことはないが、

でも、どうしてもそれが出来ないのであれば、違う形を考えるしかないだろう。

そう言う状態を受け入れて一緒に考えてあげるのが家族の務めではないか。

足のない子に人と同じように走れとは言わないのと同じことである。

まぁ、いろいろと批判や反対意見はあるだろうが

少なくても私はそう思うのである。

これは、力づくやあらゆる手段を使って行かせようとして

逆効果だったばかりか彼の心を益々傷つけ追い詰めた経験から

言っていることなので偉そうなことは言えないが

全く経験のない人に批判されることでもないと思う。

ただこれは長男の場合のように、何をどうしても学校には行けない場合であって

少しの頑張りで行ける子やちょっと背中を押せば行ける子には

当然ながら当てはまらない。

不登校児と一言にいっても、程度や状態、傷の深さ、性格などは

皆それぞれ違うのだから。


さて、私は今このカウンセラーの先生の問いかけを自分自身に再び

訊ねてみる。

彼は長男ではなく次男である。

人生で大切なことは勿論長男と同じである。

自分の足でしっかりと歩き、人生を楽しんで欲しい。

ただ、次男の方が難しい、と思う。

難しいというのは、どう道筋をつけていくか。

もちろん私がレールを引こうなどとは思っていない。

そういうことではなくて・・・。

うまく説明できないけれど

次男は学校へは今はほとんど行けなくなってきている。

つまり、その、登校がゼロというわけでもなく(全く行けないわけじゃない)

しかし、ほとんど行けない。

長男の場合は、学校以外の場所を必死になって探したのだが

次男の場合はそういう問題(学校じゃないところなら行ける)ではない気がする。

もともと外へ出て行くタイプではない。

長男のときのように

“しっかり休養すれば絶対に自分から外へ飛び出していくはずだ”とは

思えないのである。

今、一週間に1度くらい登校。

放課後登校の時もある。

一学期の定期テストは受けた。受けたが通信簿には評価がついていない教科も

あった。点数が悪すぎたということではない。

結局授業をろくに受けていないので評価がつけられないというのである。

つまり、頑張ってテストを受けたからと言って

そのこと自体は大きなことではないのだ。

授業をあまり(ゼロではない)受けていないなら

テストを受けても受けなくても同じということだもんね。

つまりね、言い方は悪いけどすべてが中途半端なのよ。

出席日数も通信簿も。

いや、それがいけないわけじゃない。

ただ、時々私がくじけそうになる。

力みすぎず、手を抜かない。弱い力で押し続ける、

あきらめない。

なんて難しいのだろうと思う。

方向性が見つからない。

答えを見つけるのは本人だと思う。

しかし、手を貸してあげなければならないと思う。


長男に対しては、焦らず慌てず信じて見守るということが

最初はとても大変だった。つい余計なことを言ってしまったり

気持ちが焦ってしまったり。

それはある意味自分との戦いだった。

私の不安はあくまでも私のもの。それをぶつけてはならない・・・。


次男は一人でどんどん歩いて行く子ではない。

小さいころからそうだった。

いつも私のそばにお利口さんにくっついていた。

おとなしく、人見知り。

長男とはまったく逆。

今も基本的な性格は変わっていない。

私がたくさんの選択肢を示してあげなければと思う。

えー、なんだかごめんなさい。

まとまりのない記事になってしまったわ。

まだ先は見えないけど、頑張って一緒に歩いて行きます。

これからの歩みを見守ってくれると嬉しいです。

周りの景色も楽しみながら行けるといいなと思っています。




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コメント

ばぶぅ母さん #MMIYU.WA

2年前、懐かしいな・・・

そうだったね。
子どもが安心して過ごせるように…ひどく辛い思いをしての転校、そして不登校。
よく乗り越えたよね。子どもの幸せを一番に考えたからできたんだと思うよ。

私ね正直言うと、長男の時あれほど学習したつもりなのにね、二男までも不登校になったなんて『世間に顔向けできない』ような気分になってね、ホントに落ち込んだんだ~~(バカでしょ)
仕事柄、同僚に対して『(不登校対応を)お願い』しなきゃいけない状態が辛かったしね。
自分の立場よりも子どものことを一番に考えなきゃって思い直して、(長男と同じ)学校外の適応教室に通わせてもらえるようになってからというもの、まるで別人になりました。
以後ずーーっと落ち着き無欠席←半日登校だけど遅刻早退はつきません。
教育委員会・中学校が全面バックアップしてくれて、二男のペースが最優先です。

いるかさんの二男君にも安心できる居場所ができたらいいなぁ。
学校だけでなく教育委員会などにも相談されたらいい案があるかもしれませんよ。
教育委員会側からの声かけはしづらいので、こちらから相談してほしいようです。
うちの場合も待ってくれていました。そしてうちの子だけのために支援員さんを配置して場所も用意してくれて。
どこでも親身になってくれるとは限らないかもしれませんけど、ダメモトですしね。
二人目だからって、お産のように‶慣れ”はないし(笑)、親のダメージはさらに大きいと思いますけど、逃げられないんだし立ち向かうしかないしね。
だけど、今度は攻撃のかわし方を身につけたからね←強いよ。

数年後にはきっと笑い話になりますよね。



2010年09月29日(水) 16時33分 | URL | 編集

けい #JalddpaA

こんばんは!

次男君、そうですか・・・
1週間に1度は登校しているわけなんですよね。
登校できるときってどういうときなのかしら?
いるかさんの仰るように 性格・・即ち個性はそれぞれですから 対処の仕方もそれぞれなんですよね。
次男君の性格は既に把握されているようですし それにそって行くしかないんですよね。

時間は少しかかるかもしれませんが 次男君の心の声がきっと聴こえてきますよ。私はそう信じています。

2010年09月29日(水) 20時01分 | URL | 編集

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2010年09月29日(水) 20時56分 | | 編集

ふぃる #-

すごくいるかさんの子どもに対する目的が見えてるので
すごくうなずけた。

>足のない子に人と同じように走れとは言わないのと同じことである。
そうなんだよね~行きたくない子に無理に行かせた所で
何も学ばないし苦痛を強いるだけなんだよね。
じゃ、学校に行けない子にはどうすれば良いかを考えてあげて
そこに向かって行く事が親子にとっては幸せなんだと思う。
次男君は中途半端ではなくて、それが次男君にとっては自然体なんだと思う。
行ける時に行き、行けない時には無理はしない。
今、行ってない時はきっと色々と考えてるんだと思う。
でも、立ち止まって考える時間も人生には必要な気がする。
人生の先なんて誰も見えないよ~
うちも息子がいつ高校辞めるって言い出すか
娘が受験なんてしないって言い出すか分からないもん。
でも、そんな心配やワクワクが生きてる事に人間飽きないんだろうね~^^

2010年09月29日(水) 21時09分 | URL | 編集

yuyuhaya #iRTvXO9Q

当たり前の事だけど、同じ子どもでも違うんですね。
方向性が見つからないというのが辛いですね。
何をどうやって進めていけばいいのか・・?
最終的に自分で生きていく力を身に付けるための手段。
選択肢はたくさん欲しいですね。

何か・・・上手くいえなくてすいません。
応援してます。

2010年09月29日(水) 21時48分 | URL | 編集

#

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2010年09月30日(木) 20時09分 | | 編集

annzu #-

はじめまして^^
初コメントです( ^ω^)

確かに学校に行ったから凄い人になるか??って言ったら違いますよね。
ただの通過点にしかすぎないし!!!
学校に行かなくてもこの先、きちんと生活できて社会に対応できればイイと私は思ってます♬

悩みは尽きないと思いますが・・・母は強しです!!!
応援してます☆

私もhttp://www.ichigo-kamuri.jp/でブログをしています。
まだまだなブログですが海イルカさんのブログとリンクできたら光栄です^^
もしよければ相互リンクしていただけないでしょうか??

勝手ながらhttp://www.ichigo-kamuri.jp/link04.htmlに海イルカさんのブログをリンクさせていただきました。
ご迷惑であればすぐに削除致しますので教えてください。
これからも楽しく拝見させて頂きます(*´∀`*)

2010年10月01日(金) 09時46分 | URL | 編集

junmama #xmZaWf.c

いるかさん、きちんと一人一人の個性を把握して向き合っていますね。

立場は違うかもしれないけど、私も天使を通していろんな事を学びました。
天使の場合、自分で選択する事が苦手でした。自分で言葉で表現できない。考えられない。
いくつかの選択肢が出来るように、そこから選び、進んで行きました。
そして選べた時には褒めてあげ。
少しづつ自信をつけさせて。
今でもこれは続いてますけど。
見守るだけでは、進めない事もあるんですよね。

今思うのは、子供にとって親の(大人の)世間体、見栄、価値観を押さえつける事が一番苦痛なのかもしれません。
何が個々の子供にとって必要なのか!
それが一番ですよね。

いるかさん、応援してますよ(^^)

2010年10月01日(金) 10時47分 | URL | 編集

青い星 #Z8ne7ZIQ

こんばんは。しっかり考えていらっしゃるのにいつも感心します。子供への声のかけ方が難しいといつも感じています。
うるさがるからね。
結局、食事の間は、シーンとしている。
無理してもいけないけど、これでいいのかと考える。これからも参考にさせてもらいます。またね。

2010年10月02日(土) 22時33分 | URL | 編集

海のいるか #-

★ばぶぅ母さん

2年、あっと言う間だよね。

兄弟そろって不登校というのはめずらしいことじゃないようだけど、
一人目よりも二人目のほうが落ち込む人の方が多いみたい。
やっぱり、この子まで・・とか、兄弟そろってってことは家庭に問題があるんじゃないかとか、
母である自分の責任だとか感じてしまうのよね。
どうしたって自分を責める。

長男のときにかなり調べたので、いろんな場所があるのは知っています。
でもね・・・そういう問題ではないような気がするのよ、次男の場合は。
うまく言えないんだけど、他の場所なら行けるって感じじゃない。
だけど、どこか見てスイッチが入るかもしれないし
いろんな場所に連れていったり(見せてあげる)
様子を見ながら対応していこうと思っています。
ありがとう(*^_^*)

2010年10月04日(月) 09時39分 | URL | 編集

海のいるか #-

★けいさん

登校出来る時と出来ない時の違い・・・
そうですね、ちょっとそこに注目してみようと思いました。
ありがとうございます。
けいさんにはいつもヒントをもらっているような気がします。

次男の心の声。
しっかり聞こえる日がくるといいなと思います。

2010年10月04日(月) 09時43分 | URL | 編集

海のいるか #-

★鍵コメさん

そうなの、そうなの。
兄弟でも違うんだよね、放っておいても自分から動き出す子と(その場合はむしろ放っておかないと動けない)うまく背中を押してあげないと動けない子と。
ただ、タイミングとか強さとか難しいですよね。

一緒に生活をして、たぶん何も問題のない子よりも一生懸命見つめてる。
一般論や参考意見でも当てはまらないことも
あるのよね。
そしてこちらの考えや行動を理解してくれない人ももちろんいるだろうけど。

大事なのは周りの目じゃなくて目の前の子供だもんね。
頑張ろう!!
ありがとう(*^_^*)

2010年10月04日(月) 09時51分 | URL | 編集

海のいるか #-

★ふぃるさん

ありがとう!!
〉次男君は中途半端ではなくて、それが次男君にとっては自然体なんだと思う。
なんだかすごく楽になりました。
そっか、そうかもしれない。
今はそれが次男のペースなら、そのペースに寄り添ってあげたいと思います。
人生はこれから。
ゆったりいきます!(^^)!

2010年10月04日(月) 09時55分 | URL | 編集

海のいるか #-

★yuyuhayaさん

兄弟でもやっぱり違います。性格も状況も。
最終的なゴールは見えていても途中の道がわからないというか、
とりあえず今目指す場所が見えないというか・・・。
だけど、あまり方に力を入れすぎずに行きます。
力が入りすぎると視野が狭くなるから。
ありがとう(*^_^*)

2010年10月04日(月) 18時42分 | URL | 編集

海のいるか #-

★鍵コメさん

うん、兄弟でも全然違います。
長男の場合は激しくて大変だったけど
その分わかりやすいというか・・・、途方に暮れた日々もあったけど(^^;)

確かに学校が楽しくはないみたいなんだけど
なんていうかな、そこまでいっていないって感じなの。あと一歩で楽しくなるのにとか
あと一歩で友達と親密になれるのにって感じ。
だから、よそならいいって感じじゃないんだよね・・・。
だけどいろいろと考えてみる。
ありがとう(*^_^*)

2010年10月04日(月) 18時49分 | URL | 編集

海のいるか #-

★annzuさん

ご訪問、コメントありがとうございます!(^^)!
応援してくれて嬉しいです!

リンク、ありがとうございます。
嬉しいのですが、相互リンクはある程度お付き合いのある方とさせていただいています。
もう少しお付き合いさせていただいてからにしたいのでよろしくお願いします(*^_^*)

2010年10月04日(月) 18時55分 | URL | 編集

海のいるか #-

★junmamaさん

必要以上に手出し口出しはいけないけれど
必要なサポートはしなければ進めないと思うのです。
必要なサポートはその子によって違いますよ。
何が必要か、その見極めが大切だと思っています。
はっきり目に見えるものならいいんだけど、難しいですね。
それでもあきらめるわけにはいかない。子供の幸せはね。

ありがとうございます!
お互いにファイトです(*^_^*)

2010年10月04日(月) 19時00分 | URL | 編集

海のいるか #-

★青い星さん

思春期の子供に対する声のかけ方、間の置き方は難しいときがありますね。
変に構えすぎてもいけないし。
思いやりを持って押し付けではなく自然に接するのが一番なんだけどね。
親をうるさがるのは順調に成長している証だから自信を持っていこう!!
ありがとう(*^_^*)

2010年10月04日(月) 19時04分 | URL | 編集


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