愛を伝える④

今日は “話を聞く” ということと “理解し受け入れる”ということに

ついて書きたいと思います。

話しを聞くについては以前、話しを聞くということという記事に書きましたが、

私たちはけっこう話すことに一生懸命で聞くということが上手ではない気がします。

話しを聞くということは文字通り“聞く”と言うことです。

説教やアドバイスをすることではないんですよね。

例えば、子供が クラスメートのことを「あいつ嫌いなんだよな、いなくなっちゃえばいいのに」と

言ったとしたら、なんと答えますか?

「そんなことを言ってはダメじゃない」といきなり説教になってしまったり

「どうして?どこが?何が嫌なの?もしかしていじめられてるの?」と

質問攻めに・・・なんてことありませんか。

確かに、子供の発言でよくないことを指摘することも

時には必要かもしれないし、親としての心配から

色々と知りたくなるでしょう。

でも、それでは聞いたことにはなりません。

「そうなんだ。嫌いなんだ」とまずは一回気持ちを受け止めてあげると

自分からいろいろと話してきます。

「だってさーこうでさ、こうでさ・・・」

その時も うんうんとただ聞いてあげましょう。

そうすると・・・わかってもらえたという安心感から逆に相手の気持ちを

想像する余裕が出てきたり、話すことで気持ちが整理されて

まあ、いいかと思えることがけっこうあるんです。

そう、私たちが愚痴をいうのと一緒。

たとえば誰かに旦那(妻)の愚痴をこぼし、あ~どっかにもっといい男(女)いないかなーなんて

軽い気持ちで言った時に

真剣に取られて「なんてこと言うの?子供はどうするつもりなのよ!」なんて

言われたら・・・・逆に面くらいますよね。

子供にだってそういう時はあるのです。

ただ、この場合でも軽く聞き流すのではなく、ちゃんと“聞いてあげる”ことが

必要です。


さて、理解し受け入れる。

これは今書いた話を聞くということにも通じるところが

あるのですが、理解するとはすべてを把握するということではありません。

その子のそのままの状態を理解してあげるということ・・・。

たとえば、うちのように不登校になった場合、

理由がわかっている(親に)場合もあればわからない場合もあるでしょう。

理解し受け入れるとは、例え理由がわからなくても、

例え理由に親が納得できなくても、

その子が今現在、学校へ行けない状態であるということを

わかってあげるということです。

うちの長男の場合、理由はわかっています。

しかし、完全不登校になったのは環境を変え、その問題は

解決したあとです。

いや、彼の心の中では解決していない・・・傷が残っていたということですが。

不登校だけでなく、どんな問題でも

もちろん親は原因や何があるのかということを知りたいと思います。

それさえわからなければ、解決の仕様もないと。

でも、どうしても子供が言わない場合、時に子供をひどく責めたりします。

「理由がないなら行きなさい!」 「言わなきゃなにもわからないでしょ!」

理由はどうしても言いたくない場合もあれば自分でもよくわからない場合も

あるでしょう。うまく説明できないけど すごく苦しい、そういう状態だって

あるはずです。

また、もし理由がわかったとして、親であるあなたからみたら 大したことじゃないと

いう場合もあるかもしれません。

でも、感じ方、価値観は人によって違います。

いろんな人生経験があり、いろんな世界を持っているあなたから見たら

大した問題ではないと思えても

その子にとっては生きるか死ぬかの大問題という場合もあるのです。

つまり、あなたが理由を知っていようが否かろうが、

あなたにとって、大した問題ではないと感じようが

その子が苦しんでいる、それが事実であり、

それをそのまま受け入れるということが大切なのです。

視野の狭さが問題であるなら、

無理やりそこに放り込むことより世界の広さをみせてあげることが必要なはず。

受け入れることこそ解決への道だと私は思うのです。


逆のパターンもあります。

例えば、毎日部活で生傷が絶えないような日々。

聞けばいじめではないかと思えるほどの先輩からのしごき。

心配したあなたは そんな部活はやめてしまえというけれど

本人は 負けたくない、辞めたくないと言い張ったら・・・。

その気持ちを受け入れてあげる方がいいと思います。

頑張るその子を応援することです。

親としては心配かもしれないけれど。

もちろん、バックアップ体制は十分取った上で。

辞めたくなったらやめてもいいと伝えた上で。

その子の頑張る気持ちを大切にしてあげましょう。

傷付いたら・・・しっかり抱きしめ、手当をする覚悟で。




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コメント

けい #JalddpaA

こんにちは!

本当にそうですね。黙って聞いて受け入れる。
簡単にみえて 何時でもそうしているようなのに
出来ていないんですよね。

私も 子供から言ってくるまでは 変と思いながらも
我慢していました。その代わり 何か言ったときには
充分に耳を貸す。

もう大人になってしまいましたが 今でも時には親を必要とする場合があります。
そんな時は やっぱり言葉を聞くところから始めたいと思っています。

2009年11月17日(火) 16時27分 | URL | 編集

はるか #3cXgguLU

不登校の場合
原因は一つだけではないことも多いと思います。
そう、いるかさんが書いてるように
本人さえもわからないときもあるかも。
傷ついて苦しんでるとき
どうすれば行ってくれるかだけに焦点を当てると
私の場合はどうしても聞き出したくなりました。

でも苦しむ顔を見て
行きたくてもいけないんだな
こんなに苦しいんだな
と受け止めると
学校へは行かなくていいよ
と自然に言うことが出来ました。

まずは受け止めないと次へ進めないんですよね

聞くことと理解すること
難しいけど子育てには大切なことですね

2009年11月17日(火) 19時08分 | URL | 編集

☆かぐや姫☆ #-

本当ですね。
黙って聞く・・・
大事だよね。。
やっぱり、いろいろ話してくれている時
いちいちリアクションとってしまいますよね。
子供のためを思って言っても子供には悲しく重く響いてしまいますよね。
黙って聞いてあげれば、子供はすべてを吐き出してくれるからね。
・・・昔を思い返すと色々ふくざつになりますね。

2009年11月17日(火) 20時19分 | URL | 編集

#

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2009年11月17日(火) 20時40分 | | 編集

空飛ぶミケ猫 #-

こんにちは

おっしゃるとおりです。
言うのは簡単、
判断するのも簡単、
裁判なんかお手の物ですからね。

でも、いるかさんがおっしゃるように
ただうなずいて聞いて受け止める…。
言葉で言うほど簡単ではないけど、
それを心がけることが大切なんでしょうね。

2009年11月17日(火) 22時20分 | URL | 編集

のん #64owOXpE

色んな場面に遭遇した時、親も慌てますよね。
なかなかゆっくり受け止めることが出来ない。
自分の中で一息でも置けば、受け答え方が変わってくるのにね。
これは、何にでも繋がってるように思えます。
ありがとうもごめんねも、何でもその子が今何を欲してるのか
それが解る為にも一息自分の中で置ければなぁって思います。
つい余裕なくなっちゃうんですよね。
売り言葉に買い言葉になっちゃったり(;´-`)

ホント価値観なんて同じ屋根の下に住んでても
同じじゃないですもんね。
子供には子供の世界があること。
そんなものも意識しながら子育てしていけるといいですよね^^

2009年11月17日(火) 23時37分 | URL | 編集

lavandre #sSHoJftA

こんばんは。

海のいるかさんの言う通りだと思いますね。
中々頭でわかっていても何が邪魔をするのか
ツイツイ先走ってるんでしょうね。
そうですね。
どんな言葉でも一応受け止める!
これ大事だと思いました。眼から鱗です。
それからですね~
大人同士でもそうだと思います。
難しく考えず自分の中でゲーム感覚で
やってみようと思いました。
受け止めることが出来たら「クリア」って感じで
そうすると上手くいく様に私の場合ですが・・・。
明日から今からやってみようと!ありがとうです。
感謝致します<m(__)m>

2009年11月18日(水) 06時02分 | URL | 編集

咲 #eYj5zAx6

あぁ、そういうことありますね。
子供がポロっと言ったことをうのみにしてアドバイスするよりも、言ったことを繰り返したり、「そうなんか」と相槌を打ち続けると落ち付いてきます。
そして「お母さんはどうしたらいい?学校の先生に言おうか?」と尋ねると「ううん、大丈夫、本当に言ってほしかったら言うし」って満足した顔でいうんですよ。
まさにいるかさんのおっしゃる通りです。

2009年11月18日(水) 08時40分 | URL | 編集

ひめ #-

娘がつい最近、試験勉強中に言った事。。
「小学校2年生の時おとな4人(私の両親・主人・私)とも
○くん(長男)の事だけしか見てないと思ってた。
だから少し荒れてたんだよ自分。☆ちゃんと公園(少し遠い)行って滑り台に砂と水入れたりとかさ。。。
お母さん知らなかったでしょう。。。」
シャープペン動かしながら言ってた。。。

ドッキーン

「お菓子の紙ポイってして★ママに怒られてた頃??」
何となくの記憶をたどってこんなことしか言えなかった

このとき、長男5年生で、学芸会は主役、生徒会やっていて記念行事には挨拶、運動会はリレーの選手と活躍中だった。。。

なんで今ここでこの話だったのだろう。。
今はどうなんだろうか??
何も聞けなかったけど。。。
心のどこかに引っかかっていたことなんだろうなぁ。。。

あの事以来、娘のそばには私がいるわよ・・と
アピールしてきたつもりだけど。。
どう受け止めてくれているのかな。。

ごめんなさい 
この記事とは、ずれてるかも。。。

親が思う頑張りには足りてなくても
その子なりの頑張りをきちんと認め
褒めてあげられるようにならなくちゃですね。



2009年11月18日(水) 16時16分 | URL | 編集

ももりんご #-

信じて受け入れる

いるかさんの言うこといちいちうなづきながら噛み締めました。
今、私は突然の長女の遅れてきた反抗期(本人がそういっている)で、受け入れることの重要性ひしひしと感じています。
勉強しようとすると気持ち悪くなったり、頭痛くなったり..
娘も苦しんでいたみたいです。
私ときたら、そんなときに自分も不安になって、質問攻めにしたり、もっとしっかりしろと攻め立てたりしてしまってました。
私が娘に甘えていたんですよね。
それに気がついて、今はドンと構えて、まず娘を信じて受け入れる努力をしています。
まだまだ未熟だけど、娘を守ってやれるのは母親である自分だ!!と思っています。ありのままの娘を信じて受け入れて生きたいと今は思っています。
素敵な記事ありがとうございました!!

2009年11月19日(木) 15時28分 | URL | 編集

海のいるか #-

★けいさん

親としてはいろいろと心配なので
全部把握したい気持ちになるんですよね。
でも、我慢。
把握することが大事なのではなく、
気持ちを理解してあげることなんですよね。

大人になってもやはり親が必要な時はあるでしょうね。
話しを聞くって大切なんですよね。

2009年11月20日(金) 08時36分 | URL | 編集

海のいるか #-

★はるかさん

そう、不登校の場合、原因はこれだと言えるほど
単純じゃないことの方が多いと思います。
引き金になったことはあったとしてもね。

うん、何が大事かなんだよね。
学校へ行くことなのか、
その子が本当の意味で生きるということなのか。

親は時に自分の価値観から抜け出さなきゃいけなかったり
我慢が必要だったり
つらいときもあるけれど
その子を全面的に受け入れられるのは
その子を誰よりも愛している親にしか出来ないのでは
ないかと思います。

2009年11月20日(金) 08時42分 | URL | 編集

海のいるか #-

★かぐや姫さん

心配だからこそ
いろいろ聞きたくなるし、アドバイスもしたくなるけれど
まずは黙ってきくことなんだよね。
すべて吐き出させてあげる。
親が話すのはその後でいいと思います。

私も長男のことがなかったら、ずっとこういうことに
気付かなかったんじゃないかと思います。

2009年11月20日(金) 08時46分 | URL | 編集

海のいるか #-

★鍵コメさん

大変な時があったのですね。
親子でつらい時期だったね。
私も荒れている長男と向き合うのは大変でした。
とにかく受け入れよう、甘えさせようと頑張っていたら
みるみる変わってきました。
愛情を伝えるということ、いつだって味方だと
伝えることで子供は確実に変わっていくんですよね。
大切なことだと思います。

2009年11月20日(金) 08時50分 | URL | 編集

海のいるか #-

★空飛ぶミケ猫さん

口出す方が簡単なんですよね。

黙って聞いて受け入れる。
時に忍耐が必要です。

親だって神様ではないのでいつも完璧には
できないかもしれない。
でも、そんな風に心がけ、意識を持って接すると
確実に変わってきますよね。
我が子にとって何が必要なのか
その視点はいつでも持っていたいと思います。

2009年11月20日(金) 08時55分 | URL | 編集

yuyuhaya #iRTvXO9Q

話を聞く・・・簡単そうに思えて難しいですね。
特に自分の子供だと。
黙ってられなくてついつい口をはさんでしまう。
いつのまにやらお説教に変わってしまったりして。
子供が何か話し始めたら、まずは黙って聞く!!気をつけたいです。

2009年11月20日(金) 09時05分 | URL | 編集

海のいるか #-

★のんさん

けっこう親の方がパニックになっちゃって
いろんなことを受け入れられなかったりするときって
ありますよね。
ずっとその状態が続くのは親にとっても
子供にとっても悲劇ですよね。

親だって人間だからそんなときがあっても
仕方ないけど
後からでもいいから落ち着いてじっくり子供と
向き合いたいですよね。

2009年11月20日(金) 09時12分 | URL | 編集

海のいるか #-

★lavandreさん

そう、大人も子供も同じだと思います。
子育てからはその他の人間関係や自分の生き方など
いろんなことを学んでいます。

そう、ゲーム感覚のように
楽しく、構えすぎずにいくのがいいと思います(*^_^*)

2009年11月20日(金) 09時15分 | URL | 編集

海のいるか #-

★咲さん

そう、話すってけっこう大きいんだよね。
だから、思いきり話させてあげたい。
話すことで発散して、聞いてもらうことで安心する。
大人だってあるよね、そういうこと。

2009年11月20日(金) 09時19分 | URL | 編集

海のいるか #-

★ひめさん

過去のそういう思いを話せるって言うこと自体が
今は甘えられるということだと思います。
親としては申し訳ないような、苦い思いをするかも
しれないけれど、とってもいい傾向だと
思いますよ。
今安心していなきゃとても話せませんもの。

だから、話してくれてよかったね(*^_^*)

2009年11月20日(金) 09時22分 | URL | 編集

海のいるか #-

★ももりんごさん

子供にもいろいろな時期がありますよね。
見ていて心配だったり不安になったり親もいろいろと
ありますよね。
でも、どんな時にも子供の声に(心の声も含めて)耳を傾ける。
そういう姿勢で接していると次第に落ち着いてくる気がします。
私も我が子を守れるのは自分しかいないと思っています。
頑張りましょうね(*^_^*)

2009年11月20日(金) 19時36分 | URL | 編集

海のいるか #-

★yuyuhayaさん

長男にいろいろあるまでは私は子供の話を聞いているつもりでいました。
でも、いろいろあって、全然聞いてあげていなかったんだなって・・・。
やっぱり先回りをしちゃったり、説教に変わってしまったりね。
こうなってみて、話を聞くということの大切さを改めて感じています。

2009年11月20日(金) 19時39分 | URL | 編集


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