手を貸す
私はちょっとした事務所をやっていたのですが、
今同じ仕事をしている友達から しょっちゅう相談を受けるのです。
いや、相談というより、
なんとかして~
というSOS。
私は基本的に頼られると弱いんです。
出来る限りの事をするのですが
結局 気がつくとほとんど全ての仕事の段取りを私がしてる・・・
もちろん彼女の仕事です。
なので 私の収入はいっさいありません。
いや、お金の問題ではないのです。
ただ、
どうしても、人手が足りない(単発の仕事で。実はこれが一番多い)
というので あっちこっち声をかけ、やっと何人か見つけて、紹介するのですが、
例えばその中で 都合はつけられるけど、足がなく自分で現場に行くことが出来ないので
送り迎えがあれば行けるよ という人がいるとします
すると、
え~大変だよ・・・
なんとかならないの?
とか言うわけです。
ちょっとちょっと。人がいなくて大変なんでしょ?
どうにかしなきゃいけないんでしょ?
なんだか責任者としての自覚がない・・・
ああ、これは今まで私が手を貸しすぎたな。
と思い、今日は思い切って言いました。
これはあなたの仕事でしょ?
自力で行ける人じゃなきゃダメなら自分でそういう人をさがしなさい。
どうしてもそういう人が見つからなくて どうしようもないのでしょ?
だったら 大変でも送り迎えをするか、お金を余分に出して余所から人を借りるか
それかその仕事を諦めるかどれかしかないんじゃないの?
私だってずっとそうやってやってきた。
ちょっと甘いんじゃない?
とにかく私に出来るのはここまでだから。
あとはあなたが判断することだよ。
私がはっきりと言ったのははじめてである。
思ってはいたが、ついつい手を貸していたのである。
そうだね、私、甘かったね・・・
彼女が判断する力をつける事を邪魔していたのは私である。
大人も子供も その人がやるべき事に手を出しすぎてはいけないのである。
たとえ相手が望んでも。
本当にその人を思うなら 手を貸すのは最小限に留める事が
優しさなんだと思う。
認めたくないけど、頼られる事で自分に価値があるような気になってた。
今までの自分に反省・・・
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